研修担当理事:齊藤誠一

 第14回ビジネス・ライブラリアン講習会は、晴天に恵まれた塩尻市の“えんぱーく(塩尻市立図書館併設)”を会場として2016年2月22日(月)から24日(水)の三日間で行われました。
 北は北海道、南は沖縄まで全国から40名(1名キャンセル)の熱い想いと意欲をもった受講者が集い、とても良い講習会となりました。

  初日は、講習の一環として公開講座「長野県の図書館におけるビジネス支援」を開催し、一般の参加者を含め110名以上が参加しました。ダイヤモンド社取締役の坪井賢一氏の基調講演のあと、県立長野図書館長の平賀研也氏、坪井賢一氏、そして弊協議会の会長である竹内利明の三名よる鼎談が行われ、それぞれの立場から公共図書館におけるビジネス支援サービスについて議論しました。この内容は、「読売新聞(長野版)」「信濃毎日新聞」「市民タイムス」に掲載されました。また、翌日は小口塩尻市長の講習会視察があり、全員で記念撮影を行っています。

  今回の講習会では、ビジネスレファレンス演習とワークショップを2クラス制とし、参加者が多くても教育効果を高める工夫をいたしました。ワークショップは二回に分け、講習二日目に討議、三日目に発表の時間を設けました。発表資料を作成する時間を確保することによって質の高い企画案と発表が行われました。

  また、前泊者の懇親会、初日のランチタイム名刺交換会、その夜の個別懇親会、そして二日目の全体懇親会と人脈づくりのためのプログラムも多かったため、最終日の講習終了後には、名残惜しい雰囲気が漂い、改めて人と人を結びつける講習会になったと自負しております。
 まだ修了レポートの審査が残っていますが、40名の新たな修了生が誕生することと期待しています。

  最後になりますが、講師の方々、そしてボランティアとして講習の運営に携わっていただいた三名の修了生の皆さんに御礼申し上げます。
  また、今回の講習会では、塩尻市立図書館の伊藤直登館長様はじめ、スタッフの皆様にたいへんお世話になりました。質の高い講習を提供できたのも塩尻市のすばらしい会場をお借りできたこと、そしてさまざまにご配慮いただいた塩尻市立図書館の皆様のお陰と深く感謝申し上げます。

<集合写真>